急性散在性脳脊髄炎の原因や症状から検査・治療方法を学ぼう!

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

多くは、水痘・麻疹・上気道感染症などの感染後やワクチン摂取後に、脳と脊髄に多発性の病巣をみとめる脱髄疾患で、自己免疫性炎症と考えられているが、原因の不明な特発性のものもある。一般的に経過は単相性であるが、多相性もまれにある。しかし数か月にわたり再燃を繰り返すときは、多発性硬化症 の可能性が高い。予後は良好なことが多いが、回復した場合も20~50% で対麻痺・排尿障害・けいれん発作などの後遺障害が残ることがある。男性に多い。

急性散在性脳脊髄炎の症状

ワクチン接種や感染から3~14日後に筋肉痛・頭痛・発熱・吐きけ・嘔吐などをもって発症する。発症は劇的で、脳炎を思わせるような意識障害・けいれんや項部硬直のような髄膜刺激症状がみられる。脳幹に病変がおきれば、脳失調や眼振、脳神経の障害などをきたす。また脊髄症状として対麻痺、腱反射の消失がみられることもある。これらの症状は2週間ほど持続するか。週から1~2か月の間に改善する。
急性散在性脳脊髄炎の亜型と考えられる急性出血性白質脳炎は出皿を伴う重症型であり、呼吸器感染症のあとに、意識障害・けいれん・四肢麻痺が出現して急激に進行し、2~4日で死にいたる。

急性散在性脳脊髄炎の検査

血液検査で白血球増多、赤血球沈降速度(赤沈)の亢進がみとめられるほか、脳脊髄液検査ではリンパ球を主とする細胞の増多、タンパク質上昇がみられる。頭部CTでは、大脳白質に広範な低吸収域や多発性の低吸収域がみられ、影剤による増強効果もみとめられる。頭部MRIでは、中枢神経の白質に高信号の散在性病変が確認できる。
負脳炎は出血を伴う重 *四肢麻痺が出現し

急性散在性脳脊髄炎の治療

パルス療法など副腎皮質ステロイドの大量療法が有効である。

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